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オーダースーツ屋が提唱するスーツが長持ちする着回し方

オーダースーツ屋が提唱するスーツの着回し方を記載します。
毎日同じスーツを着るのはよくないとは聞くけど・・・
気に入ったスーツはついつい、毎回着てしまう・・・
そんなお悩みを良く耳にします。
そんな方は必見の、上手な着回し方と考え方などを記載いたします。
きっとお役に立てると自負しております。
最後まで読んでいただけると嬉しいです!
それでは、本編に入ります。

オーダースーツ屋の私が実際に行っている着回し術

オーダースーツ屋の私が実際に行っている、スーツの着回し方をわかりやすく誰でも実践できるように記載致します。
これで、あなたも今日から実践でき、スーツも長持ち!
毎日快適に過ごせることができるかも知れません。
たかがスーツされどスーツ。
お仕事で毎日着用される方は、日常の半分以上の時間はスーツと共に過ごしております。
まさに戦闘服ですね。
そんなスーツ(道具)を大切にすることは、今の時代のサスティナブルになるし、
お仕事上でも、あなたを助けてくれる存在になるかもですね!

オーダースーツ屋が行う着回し術①

オーダースーツ屋が実際に行っている着回し術に
季節によってスーツを衣替えすることがあります。
いろいろな方のお話を伺うと、実に多くの方が「オールシーズン」での
ご着用をされているということです。
実際のオーダーをお受けする際も、オールシーズンで着用できる生地を
お求めになられる方が一定数いらっしゃいます。
ご希望に応じて、ご対応はさせていただきますが、
本来は、やはりシーズンを分けられるのが理想です。
オーダースーツ屋には新生地の入荷がありますが、
大きく分けて、SS(春夏)生地・AW(秋冬)生地があります。
同様に、春夏用のスーツと秋冬用のスーツの2シーズンくらいに分けて
ご準備いただき着用されるのが現実的かつ理想的な着回しの第一歩と言えます。

オーダースーツ屋が行う着回し術②

オーダースーツ屋が実際に行っている着回し術として
各シーズン、何着のスーツを持っているか?
といったところが出てきます。
実際にお客様からも、何着のスーツを持っているの?
などといったご質問もいただいたことがあります。
実際の私は、サンプル用だったり、イベントの時にしか着ない(着れない?)スーツだったりも
ありますので、参考にはなりません。
そこで、会社員だったころにどうしていたかを記載します。
答えは・・・
各シーズン5着を着回しておりました。
合計で10着になりますね(笑)

オーダースーツ屋が行う着回し術③

オーダースーツ屋が実際に行っている着回し術では
先ほど記載した10着(各シーズン5着)をどうまわしているか?
といったところが実践編になるのではないかと思います。
先ずは、一番オーソドックスなパターンとして、
週末の土日は休日、月~金がお仕事と仮定します。
そして、スーツを一番気に入っている物(新しい物)から順に
①②③④⑤と番付しておきます。
そして、着る順番は
月→⑤
火→④
水→③
木→②
金→①
この順番で着回していきます。
もし、祝日などがある場合は、飛ばさずスライドします。
また、急遽休日にお仕事が入った際は⑤を着用します。
そうすることで、一番気入っていない(古い)?スーツを
着つぶすイメージになりますでしょうか?
そして、シーズンが終わったら、⑤は廃棄し、
来シーズンに向けて最新の①のスーツを仕立てる。
このルーティンを行います。

オーダースーツ屋が行う着回し術④

オーダースーツ屋が実際に行っている着回し術といっても
実際に10着(各5着)も持っていないよ!
と思われる方もいるのではないでしょうか?
そういった方は、上記のルーティンになるように、
今から少しずつ増やしていけば良いのです。
先ずは、毎年各シーズン1着ずつ仕立ての良い
スーツを手に入れる。
そして、5着ずつそろって上記のルーティンにしていく。
そうしていくと、5年後には状態の良いスーツを
常に着ることができる状態になります。
それまでは、繰り上げなどしながら週に2回着るスーツがあったも
仕方ないと考え、少しづつ増やしていくと良いですね!

オーダースーツ屋が行う着回し術⑤

オーダースーツ屋が実際に行っている着回し術で
ここまでを見てわかるように、各スーツは
週1回の着用で休ませることで長持ちします。
この休ませる期間も、自分でできる簡単なメンテナンスがありますので、
その手順に従い休ませることで、
さらに状態がよいスーツを長持ちさせられます。
メンテナンスの方法は、また別の機会にでも記載しますね!
以上のことを踏まえ、衣替えをしながらルーティン化させ
大切なスーツを状態良く長くご着用ください。