オーダースーツ屋が提唱するコートの知識として、
防寒に適した素材はどんなものなのか？
といった部分でしょうか？
防寒に適した素材は、よく耳にする素材では
ウール、カシミアなどが挙げられます。
やはり、動物の毛が原毛になるものは、保温性にも優れ良品といえるでしょう。
ちなみに、量販店で原材料を確認するのにタグを見ていたら
毛とだけ記載されているものがあります。
うーん。。。
なんの毛なの？？(笑)
基本的にカシミアやウールは良質な高級素材として位置づけされる
ケースが多いので、もしそういった毛なら、そう記載することが
品質のアピールになってよいと思うのですが、
記載しないってことは違う毛？？
ここから先のご想像はお任せします。。。

その他、コットン(綿)などもありますが、
防寒の観点からは、ウールやカシミアには及びません。
また、獣毛に比べしわになりやすく、
復元力も弱い特徴なんかもあります。

いずれにしても、用途などに合わせた素材を選ぶことから
コート選びを始めてみてください。

オーダースーツ屋が提唱するコートについての次の話題は
デザインですね！
ここは、一番こだわりが出たり気になるところでしょうか？
先ずは、どんな場面で着用するのか？
といったことが重要です。
そこで、万能で一番ビシッと決まるデザインをお伝え致します。
それはチェスターフィールドコートです。
形は、今回のタイトルに貼ってある画像を参照してください。
(ちなみにこの画像は当店でお仕立てさせていただいたコートのお写真です)
格式の高い会合やパーティーシーンにもマッチし、
どんな場面でも外観力を高めてくれるアイテムです。

その他、よく見かけるのはトレンチコートなどでしょうか？
トレンチコートは、少しカジュアルな印象になります。
場面に応じ、あえてのカジュアル感を演出させたいといった場面などには
良いアイテムかもしれませんね。

オーダースーツ屋の提唱するコートについての次の話題は
「色」ですね！
ここは皆さまも本当に迷われるところですよね？
迷った挙句、無難なブラック系になってしまったといった
お話も、よく耳にします。
では、正解は・・・
一色に絞る必要はない！(笑)
おいおい。
それでは、きめられないだろ！
って声が聞こえてきそうですが。。。
場面や、着用しているスーツなどで選択肢を持っても良いと
いった意味合いですね。
例えば、葬儀に参列するといった場合は
当然黒を選択します。
しかし、会合などに参加する際に黒は本当に適しているのか？
といった具合です。
私は、グレーベースに上衿を黒に切り替える仕立てなんかが
おすすめで、好きなデザインでもあります。
こういった感じで、選択肢は広がる認識を持たれると
良いかもしれませんね。

オーダースーツ屋の提唱するコートについての結論を記載します。
素材は、ウールかカシミアを選ぶ。
デザインはチェスターフィールドコートを基本線にその他のデザインを
状況に応じて組み合わせる。
色は、場面や着るスーツなどを勘案して選択肢を持つ。
以上のことを踏まえて、1着である必要はないといったところでしょうか？
もちろん、着数を増やすにはお金がかかる話ですので、
一気にではなく、
毎年、お気に入りの一着のコートを増やし、
ある程度、場面に応じて着回しできる状態を作る
といったことをされるのも良いかもしれませんね！

その他、春先などのまだ肌寒い時期に着る
スプリングコートなども、お手持ちにあると
意外と重宝したりしますよ！

今後のコート選びの参考にしてみてくださいね。